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公開収録イベント「Library Radio 311 Recordings」

meet the artist 2011 ライブラリーラジオ成果発表#2 トーク&ライブ公開収録

Library Radio 311 Recordings」

2012年3月11日(日)17:00 – 20:00(開場は30分前)
山口情報芸術センター スタジオA
入場無料
定員:150名/要申込/先着順(当日空きがあれば入場可)
申し込み受付:2012年2月9日(木)10:00?

イベント主旨:

長期ワークショップmeet the artist 2011では、市民コラボレーターが講師の桂 英史氏とともに、「図書館で聴けるラジオ」を作ってきました。声によってメッセージを届けたり、人の声に耳を傾けたりすることに、深い意義を見出した1年でした。この1年の活動の集大成を総括する[トーク]と、ミュージシャンを招いての[音楽ライブ]を併せた、無料の公開収録イベントとして開催します。録音の内容は、3月末までライブラリーラジオで放送されるとともに、4月以降配布予定のCDブックレポートにも収録されます。

[トーク] 17:00 ? 18:15

「おと」「こえ」「うた」そして「ラジオ」

  • 桂英史(メディア論/図書館情報学、東京芸術大学大学院教授)
  • 蓮沼執太(音楽家)
  • モデレーター:会田大也(YCAM)

[音楽ライブ]18:30 ? 20:00

  • ?蓮沼執太チーム(蓮沼執太・石塚周太・イトケン・葛西敏彦・木下美紗都・斉藤亮輔・Jimanica)
  • ?detune.
  • ?柴田聡子

トークテーマについて:

「おと」「こえ」「うた」そして「ラジオ」
人間は胎児の頃から音や声の強弱や抑揚を識別することができます。
光よりも音を先に識別することを宿命づけられた人間にとって、ラジオが伝える「おと」「こえ」「うた」は共感と了解の共同体をもたらすきっかけとなります。
そんなラジオの特徴をマーシャル・マクルーハンはうまい具合に「部族の太鼓」という比喩を用いて論じました。
大小の危機を切り抜けなければならない日常生活にあって、どんな局面に遭遇しても、その個人にとって、「ラジオ」楽しめてしかも頼れる「おと」「こえ」「うた」を伝えるメディアです。この「部族の太鼓」はどういう形であれ、鳴り続けるのではないでしょうか。
小さくても確かな部族を作る太鼓でありたい。そんな志で始めた「ライブラリーラジオ」。
そのフィナーレにあたって、「おと」「こえ」「うた」の現場に携わる音楽家とメディアの研究者が、ラジオを切り口にとして「おと」「こえ」「うた」をめぐる表現について語ります。

申し込み方法:

メール、FAX、または山口情報芸術センター1Fチケットカウンターにて。
参加希望イベント「Library Radio 311 Recordings」、申込者氏名、ふりがな、年齢、性別、電話又はemailの連絡先、をお伝え下さい。

Mail : workshop11@ycam.jp
Fax : 083-901-2216
Add : 山口県山口市中園町7?7山口情報芸術センター

プロフィール:

蓮沼執太  はすぬま しゅうた

1983年、東京都生まれ。現在、東京藝術大学大学院映像研究科研究生。
《蓮沼執太フィル/チーム》を組織し国内外のコンサート公演を行い、近年では展示作品の発表や舞台作品を制作。
映画、展覧会、CF音楽、舞台芸術、ファッションとあらゆるジャンルを横断し常に質の高いコラボレーションを展開する。
主な展示《have a go at flying from music part3》(東京都現代美術館)、最新アルバム《CC OO|シーシーウー》(HEADZ)
2013年2月にアサヒ・アートスクエアで個展開催予定。
www.shutahasunuma.com
蓮沼執太チーム(with 石塚周太、イトケン、葛西敏彦、木下美紗都、斉藤亮輔、Jimanica)

detune./でちゅーん

detune.

郷 拓郎(ごう たくろう):主にvocal(その他あらゆる楽器を愛でる)
石塚周太(いしづか しゅうた):主にguitar(その他あらゆる楽器を愛でる)
2007年4月、pal@pop(高野健一)との共同プロデュースによる1st album『わ・を・ん』(WEATHER 029 / HEADZ 90)、2009年6月、やくしまるえつこ他が参加した2nd album『sono』(WEATHER 038 / HEADZ 130)、2011年9月、殆どメンバーのみで制作した3rd album『オワルゼンド』(WEATHER 50 / HEADZ 150)をリリース(全てWEATHER/HEADZより)。3作品ともアートワークは西島大介が担当。
DVDがシリーズ総売上35万枚を超える脱力系スローライフアニメ「Peeping Life」(監督:森りょういち、制作:コミックス・ウェーブ・フィルム)の音楽も担当している。
2010年11月には「図書館」の宮崎貴士、元「フリーボ」の廣瀬方人と結成したグレンスミスの1st album『ROMAN ALBUM』をdisk union(マイ・ベスト! レコード)よりリリース。
郷はCM音楽なども手掛け、西島大介率いる「DJまほうつかいバンド」のヴォーカルも担当。石塚はエンジニアリングなども手掛け、蓮沼執太チーム/フィルのメンバーとしても活動している。
http://www.geocities.jp/detunedetune/

柴田聡子(しばたさとこ)

1986年北海道札幌市生まれ。2010年より都内を中心に活動を始める。山バンド(クリストフ・シャルル、貝和由佳子)の一員として浅草橋天才算数塾、南池袋ミュージックオルグにてライブを行う一方、ソロとしても浅草橋天才算数塾、南池袋ミュージックオルグ、黄金色試聴室その2などを中心にライブを重ね、2011年、夏と冬に2枚のデモCD(計20曲)を発表。東京芸術大学大学院映像研究科2011年度修了制作展「MediaPractice11-12」のテーマソングにボーカルで参加。2012年春、浅草橋天才算数塾のレーベルより1stアルバムを発表予定。現在は高知県四万十に暮らし、活動を続けている。
http://sbtstk.tumblr.com/

お問い合わせ先:

山口情報芸術センター チケットインフォメーション
tel : 083-920-6111

meet the artistとは:

YCAMと市民が、年間一人の講師と共に、1年を通じてメディアについて考察しながら共同でクリエイションを行なうプロジェクトです。これまで、写真、美術、書籍、演劇、映像と各種のメディアを取り扱ってきました。今年は「ラジオ」に取り組んでいます。

※未就学児入場不可
※※託児サービス:希望の方は公演1週間前までにお問い合わせ下さい。詳細はこちら
※※※今回のライブは、蓮沼執太《CC OO リリースツアー》の山口公演として開催されます。
主催:公益財団法人山口市文化振興財団 / 後援:山口市、山口市教育委員会 / 企画制作:meet the artist 2011 ライブラリーラジオコミッティ / 助成:財団法人地域創造 / 運営:山口情報芸術センター[YCAM]

ライブラリーラジオのミュージックチャンネル

ライブラリーラジオ山口では、音楽レーベルHEADZおよび所属ミュージシャンの方々の協力により、ミュージックチャンネルにて下記のアルバムの曲を放送しています。

アーティスト アルバムタイトル
ANIMA シャガール
木下美紗都 瀬田なつき×木下美紗都 SOUNDTRACKS (一部楽曲は除く)
大谷能生 × 中野成樹 みずうみのかもめ
the coffee group ワンコインからワンドリップ
サンガツ 5つのコンポジション
空間現代 空間現代
oscillator 夜音 [yoru oto]
HOSE HOSE II
d.v.d 01 > 01 (01 Less Than 01)
Tenniscoats Tan – Tan Therapy
HOSE HOSE
detune. わ・を・ん
木下美紗都 海 東京 さよなら
大谷能生 「河岸忘日抄」より
dill Dance music -for contemporary dance & butoh shows-
にかスープ&さやソース イピヤー
GLIM Aerial view of model
□□□ ファンファーレ
Stephan Mathieu The Sad Mac
win a sheep free with little songs

ジングル作成ワークショップ

2011年5月21日(土)

13:00 – 18:00

講師:桂英史 蓮沼執太

 

この日は、前半にミーティングを行いました。

  • webサイトを用いて広報や情報収集をしていくこと
  • 各月のミーティング自体が、小さなワークショップとなっていて、その度に作成されていくファイルが、ラジオのコンテンツとなっていくようなイメージで進行すること
  • 遠隔地からの参加希望が来ているので、ネットワークを使って、距離のバリアを解消していく方法

などについてミーティングがありました。

後半は、音楽家の蓮沼執太さんを特別講師に迎えて、「ジングルってなに?」「なぜ、ジングルから作るの?」という話題からスタート。

次に、録音機材の説明。

録音時の注意:

  • マイクには指向性の広いものや狭いものがある。環境音を録音するなら無指向性/インタビューなら指向性 というように使い分ける。
  • イヤホンやヘッドホンを使って、録音時の音量、風の音などを確認してから録音する。
  • インタビューの時に空調や冷蔵庫などの「ブーン」という音に注意しておく。

持ち込んだ楽器、音のなるおもちゃなどを使って、録音。

ジングル作成WS

サウンド編集ソフトを使って、音の切り貼り。余計な部分をカットして、音量を調整し、重ねていくことを体験。

後半には、番組名「山口ライブラリーラジオ!」をいろんな人に言ってもらって、それを録音。最後に全員で一斉に叫ぶ!それを全員のコンピューターに配布して、それぞれのやりかたでジングル作成。最終的にはいろいろなジングルが出来上がり、同じような素材だけれど結構バラエティが出ました。

「アイデア一つでいくらでも楽しめる。」という蓮沼さんの言葉に後押しされて、コラボレーターのみんなも、サウンドという素材は、とてもカジュアルに付き合えるという印象を持ったのではないでしょうか?