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【report】「今、ラジオについて考えること」

2011年8月27日(土) 15:00 – 16:45 山口情報芸術センター1Fホワイエにて、公開トークイベント「今、ラジオについて考えること」が開催されました。

元ニッポン放送「オールナイトニッポン」パーソナリティ亀渕昭信さんをゲストに招き、モデレーターをmeet the artist 2011講師の桂英史さんにお願いして、2時間弱のトークイベントでした。

何よりも亀渕さんの軽妙なトークと、硬軟織り交ぜた内容で、知的好奇心をとても刺激される内容となりました。

今だからこそ考え直される、各種のメディアについて語られた箇所では、ラジオとハガキの関係性から、現代のUstreamとTwitterとの関係を見直させられるように感じました。また、コンテンツの複雑さと記録媒体の関係、コミュニティラジオの可能性、音声コンテンツと図書館の関係などバラエティに富んだ話題が飛び出しました。

亀渕さんの印象は、もちろんユーモアに富んだ表現でとても楽しくお話しをされる方なのですが、その話題の中身について注目してみると、オールドメディアから最新のメディアまで縦横に触れて、それぞれのメディアについて幅広い角度からユニークな意見を持っている方で、とても柔軟でしなやかなお考えの方だと感じました。

当日の生放送だけでなく、ただいまコラボレーターが一生懸命編集しているので、近日中に「ライブラリーラジオ(FM 89.2MHz YCAM図書館にて放送中!)」で放送される予定です。お楽しみに!

公開収録生放送イベント

?「今、ラジオについて考えること」

2011年8月27日(土)15:00 – 16:45 [開場:14:00 – ]

山口情報芸術センター1Fホワイエ

観覧無料

ゲスト:

亀渕昭信

(『NHKラジオ第一 亀渕昭信のにっぽん全国ラジオめぐり』)
モデレーター:

桂 英史

(meet the artist 2011 講師 東京芸術大学大学院映像研究科教授)
内容:

オールナイトニッポン創成期の人気パーソナリティ「カメちゃん」こと亀渕昭信さんが、YCAMにて行われているミニラジオ局の公開収録イベントに登場します!当時のエピソードから、今だからこそ考えるラジオの可能性などについて、幅広くお話を伺う予定です。手作りのラジオ収録開場へ、ぜひ遊びに来て下さね!

申込方法:

はがき、FAX、e-mailにて、参加ご希望の方の住所、氏名(ふりがな)、年齢、e-mailまたは電話等の連絡先をお書き添えの上、下記までお申し込み下さい。

「ライブラリーラジオ公開収録参加希望」係

〒753-0075 山口県山口市中園町7?7 山口情報芸術センター

FAX: 083-901-2216 / e-mail: workshop11[at]ycam.jp [at]=@

 

ライブラリーラジオ 放送開始!

いよいよ、YCAMライブラリーラジオ、放送開始しました。

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周波数は、「FM 89.2MHz」 です。


聞き方:放送は、FMで流しております。お手持ちの「FMラジオ」にイヤホンを差し込み、上記の周波数に合わせると聞くことが出来ます。山口市立中央図書館内にて、お楽しみ下さい。*1

現在は、HEADZ ( http://www.faderbyheadz.com/ )というレーベルの音楽アルバムから、コラボレーターの皆さんと一緒に幾つかのアルバムをセレクションして、音楽を放送しています。

開局、と言っても、まだまだ音楽だけの小さな放送局です。今後、インタビュー番組や、ラジオドラマ、トーク番組、ローカル情報など、様々なコンテンツ(コーナー)が増えて、また、チャンネルも4つまで増える予定です。お楽しみに!

*1 スピーカー、イヤホンからの音漏れなど、他の来館者の迷惑にならないように楽しんで下さいね!

ラジオドラマワークショップ

2011年6月18日(日)

13:00 – 18:00

講師:桂英史

この日は、ラジオドラマを作るためのワークショップが開催されました。

ラジオドラマというと、シナリオを作らねば!と思っていたのですが、まず最初に、寺山修司による「いつも裏口で歌った」という1961年のラジオドラマを聞いてみるところからスタートしました。実はこのラジオドラマは、おおよそのシチュエーション設定をもとに、当時寺山がつきあっていた九条映子(後に寺山修司の妻になる)との親密な会話を中心にして、オールロケで録音された素材をもとにして構成されています。浅草の町中や、屋形船の上など当時の東京の雰囲気も効果的に背景音としてこの作品を構成している要素になっています。

この作品を分析することからスタートして、下記のようなメニューでワークショップは進みました。

  1. 寺山修司 「いつも裏口で歌った」(1961) を聞いて、分析する。
  2. 高山明 「山口市営P」(2008) を聞いて、分析する。
  3. 東京芸術大学授業内成果作品 「おじいちゃん、忘れないよツアーin 伊勢佐木モール」を聞く。
  4. ラジオドラマへのアプローチにもいろんなパターンや可能性がありそうだ。
  5. 技術レク(録音テクニック&Audacity使い方)
  6. フィールドレコーディングしに行く。
  7. Audacityで編集
  8. 発表&コメント

ラジオドラマといっても、シチュエーションの設定とフィールドレコーディング、そして編集でドラマチックな構成が作れる、ということを認識してワークショップは終了しました。

以下にいくつかの成果をはっておきます。

エレベーターに乗ったら階段で、降りたら庭

足音だけで構成

エレベーターの作品などは、周辺の環境音だけで構成されているのに、なんだかSFチックな作品になっていて、面白いですね!今後も、このようなラジオドラマ(小作品)が、こらボレーターの手で作られて、ラジオのコンテンツになっていく予定です!

【技術解説】録音と編集

このページでは、

  • 録音機:TASCAM DR-05
  • 編集ソフト:Audacity(win版)

を用いた、「録音」と「編集」の作業を解説します。

順を追ってビデオで説明しているので、活用してみて下さい。使われている編集ソフトのAudacityは、win / macともにこちらからダウンロードできます。

以下のビデオは、YCAMで、2011年夏に行われた仮設クリエイティブスタジオ「tecpot」で、サウンドコースの開設のために用意された技術解説ビデオです。

  1. 録音機の基本的な操作
  2. 録った音を確認する
  3. レコーダーからPCへ
  4. Audacityへの取り込み
  5. 再生と一時停止
  6. 編集ツールの使い方1
  7. 編集ツールの使い方2
  8. コピーとペースト
  9. 実際に作品制作
  10. 書き出し

ジングル作成ワークショップ


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